和久津工業株式会社 本格的に始動いたしました。

 そして製品第一弾が、、、

油圧切替弁用 電動ユニット SC601シリーズ

漁船向けの機械メーカーに長年勤務して様々な機械の開発や販売に関わらせていただきました。
しかし、まだまだ漁船の機関室やデッキ上には新しく開発したい機械がたくさんあるのです。
そしてそれらの内いくつかは、ここ4,5年の間に特に手軽に扱えるようになってきたメカトロ技術や
インターネット上の情報を利用すれば、なんとか実現できそうです。

あと製品化するのに必要なものは、想像力と創造力。それと、気力、時間、お金、、、。

そういったハードルを一つずつ乗り越えたり横にすり抜けたりしながらようやく出来上がったのが、
「こんな機械あったら良いな」シリーズの第一弾!油圧切換弁の電動ユニットSC601です。

ただ「モーターでレバーが動く」のではありません。ほぼ手の動きに同調する俊敏で細やかな動きのモーターユニットと、それをコントロールするアンプに組み込まれた小さなコンピューター(最近はこれをマイクロコントローラーと呼ぶことが多いです。)に適切なプログラムを書き込むことで、用途に合わせた様々な特徴のある電動ユニットが生まれました。

 SC601 サイドスラスター用 

スラスター用のSC601では、急激な操作からスラスターのギヤ破損等の事故を未然に防ぐために、動きを少しゆっくりすると同時に中立で一旦停止して、しばらく時間をおいてから逆転するようなプログラムを組み込んでいます。(レバーを倒す速度はボリュームで調整が出来ます。レバーを戻す時は一定の速さです。)

操作もブリッジとデッキ上の二か所からの操作は普通ですから、二か所操作標準としました。リモートアンテナを追加すれば、無線操作も可能です。

SC601A 漁撈機器用

緊急停止ボタンやボタン操作で回転/停止を繰り返せる
ゴーストップオプションが標準装備 されてます。

    緊急停止ボタン 

漁撈機用アンプSC601 Aに標準付属の緊急停止ボタンのオプションです。 簡単なスイッチと配線で緊急停止ボタンが何箇所でも設置できますから、揚網機などに巻き込まれそうになった時に本人でも、周囲の人間でも手が届く人間がそのスイッチを押せば、切替弁は瞬時に中立に戻ります。 いったん中立に戻った切替弁のレバーは、そのまま手で直接操作することも出来ますし、指示器をいったん中立に戻せば、再び通常通り操作出来ます。

    ゴーストップ機能

一定速度でウィンチを巻きながら、ロープのたるみに合わせて時々ウィンチを止めたい、という要望にお応えして標準化したオプションです。 いったん中立に戻すと、元の速度に戻す時に面倒で、特に微速巻き上げしたい時など、いつまでも元の速度に合わせられなくて苦労すると言うようなことでした。 スイッチを入れると中立に戻り、スイッチを切ると元の位置にレバーが戻ります。 このオプションは、漁撈機用アンプSC601Aに標準で付属しました。

    無線操作もできます。

リモートアンテナSC605を利用すると電動ユニットが無線で操作出来るようになります。 漁撈機用アンプSC601Aに3線を接続するだけ。 レバーを倒す速度、戻す速度をボリュームで設定できます。 また、黄色のボタンはスローモードに切り替えるボタンで、この倒す角度もボリュームで設定できます。最近ボンブの操作に採用されています。

二箇所操作の優先回路もそのままですから、有線で操作している間は、無線送信機を操作しても無視します。同様に無線操作中は有線操作が無視されます。

SC601B ボタンコントロール用

油圧の切替弁を電磁弁のようにボタンでコントロール出来る電動ユニットです。電磁弁より優れている点は

  • レバーの倒し速度を調整して、静かにオン、オフができることと
  • レバーの倒し角度を調整して、流量が自由に調整できることです。

リモートアンテナを追加することで、無線でも操作が可能です。

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